ドンツキクエスト(墨田区文花・京島)レポート

H.24.3.12(加筆:H.24.4.23

ドンツキ協会理事 本間晴智

H.24.3.10(土),11(日)両日、当ドンツキ協会では街歩きツアー「ドンツキクエスト」を実施した。

ドンクエ風景(H.24.3.11撮影)

◆一日目

  • 日時:3/10(土)
  • 実地場所:文花・京島方面
  • ガイド:本間(ドンツキスト)
  • 参加者数:2名
  • 実施時間:14:00~15:30
  • 出発場所:float(墨田区文花2-6-3 1F

◆出発

天候は小雨。いざ出発。近場にあるどんつき(直進型)を伺いつつ、float脇の香取神社(ちょうど梅が満開)の前を通り、文花から京島方面へ抜ける道へ。

梅園が並ぶこの道沿いには中小企業センター(墨田区あずま図書館併設)があり、区民には割と親しみのある道路となっている。こういった過去に大規模な都市整備があり、幹線道路の拡張を施した場所にはどんつきが多数点在する傾向がある。

東に伸びる先には明治通り、丸八通り(東武亀戸線東あずま駅)と交差しており、バイパスの役割を担っている。かたや、西に伸びる先は東武曳舟駅(近隣:イトーヨーカドー曳舟店)、水戸街道、墨堤通りと交差する道である。余談だが、この道を西に向かうと日本初のスクランブル交差点があるのだが、区の道路拡張計画の為、近い将来、趣きを変えてしまうことになるであろう。また、この道路沿い、京成曳舟駅近くに墨田区中央図書館が建設予定であり、墨田に点在する小規模な図書館は統合される予定である。当然人の流れは大幅に変わることが予想される(回遊バス「地域の住民にとっては図書館までのアクセスが遠くなる方もいて、解決したい問題ではある。肯定的に捉えれば、京成バス「すみまるくん(墨田区回遊)」のルートには組み込まれているので65歳以上の高齢者の方(運賃無料)にとって便利となりうる。将来、バスを読書室代わりに使用する方々が見受けられるかもしれない)。

◆ツアー前半

本題に戻る。こういった歴史的観点に基づく事例を随時紹介しつつ、ツアーは京島へ到着。この土地が「京島」と呼ばれる由来は、過去に水路(隅田川の支流)があった歴史を物語っている。実際、そこに住んでらっしゃる御年配の方にお話を伺うと、当時のエピソードなどを豊富に語ってくれる。

◆密集地におけるクエスト心得

住民の方々には細心の注意(クエストルール「どんつきは 心の中で お邪魔します」「やたら写真をとらない」「押さない 駆けない 騒がない」等)を払いつつ、事例(「S字ゲンコ型」「股通る型」「先細り型」「ヘリンボン型」「鈎の手型」「回遊型」等)を紹介。

◆井戸端会議について

ここに人が住み始めるようになったときには、既に水道が整備されていたのだろうか。もしくは井戸や用水路を使ったのだろうか。今は道路だが、過去は生活用水路であったであろう形跡が見受けられるどんつきがあった。あくまでも仮説だが、洗濯機の無い時代においては、こういった所が情報交換のコミュニティーとなっていたかもしれない。皆さまにどんつきを紹介するドンツキストとしては、将来的に調査を掘り進める必要がある。

◆ツアー中盤

墨東まち見世100日プログラム街歩きツアーとバッタリ遭遇。地図上では確認されないが、突如現れる珍しい事例「蜃気楼型」を紹介。「フレミング左手型(別名:卍固め型)」を紹介。「股通る型」を抜け、ネコスポットでもある公園へ到着。駆け足で「ツリー型」を紹介。

◆原公園へ

小雨で懸念されていたネコもここで確認され、ネコポイントの企画提案をした面目をかろうじて保つことができた。敷地内にある地蔵の前で何かしらの供養が行われている。当事者にお話をお伺いしてみる。「今日は3/10だよ。あぁ、若い人たちは知らないか・・・。東京大空襲があった日でね。この場所でも名前も分からない無数の遺体を安置してたんだよ。」他にも色々なエピソードをお伺いする。

◆ツアー終盤

ツアーも終盤。古今東西稀に見る「ジャンボ回遊型」を紹介。自治体が設置した「行き止まりの標識」を確認。とどめの一撃「アックスボンバー型」を紹介し、ゴール到着。皆さま、お疲れさまでした。

◆二日目

  • 日時:3/11(日)
  • 実地場所:文花・京島方面
  • ガイド:本間(ドンツキスト)
  • 参加者数:12名
  • 実施時間:14:20~15:45
  • 出発場所:float(墨田区文花2-6-3 1F

◆出発

ルートは概ね3/10(土)と同様。参加者数は予想を上回る定員の12名。天候にも恵まれいざ出発。後方にて皆さまをサポートして下さった吉見さんに感謝。

◆黙祷

一年前の3/11、日本は東日本大震災に見舞われる。1446分に合わせ、黙祷。上空を舞うヘリコプターの音がバタバタと聞こえる中、日本の未来を祈りつつ。クエスト参加者の皆さまにとっては、一人一人、語り尽くせないドラマがあり、悲しい記憶が刻まれた震災であったことと思われる。「共に生きる」。長渕剛の歌の歌詞が脳裏に浮かぶ。石巻出身の私は、墨田から故郷を想う。

◆回遊型ドンツキについて

回遊型を巡っている最中、「回遊型はどんつきじゃないじゃないの?」との意見をいただく。もっとも、回遊型は協会内でも未だ意見が分かれており絶えず議論の的となっている。この場所に関しては私鉄沿線に面しており、線路向こうを見ると、過去に繋がっていたであろう連面が伺える。過去の都市計画の跡が分かる一つの指標として、広い意味で認識していただければ幸いである。ちなみに私は回遊型肯定派(ドンツキ右派)である。

◆ネコ

天候も良かったおかげでポイント以外にもネコを多数目撃。梅に鶯、柳に小野道風、あげ出しにもみじおろし同様、どんつきにネコはよく似合う。最後に一句

「どんつきを 春の良き日に 巡り行く 皆微笑んで 猫と戯る」

クエストにご参加下さった皆さまへの感謝と今後のドンツキ協会の発展を祈りつつ。

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