ドンツキ分類学-風景

どんつきの個性を表現しよう!

私たちドンツキ協会は、「ドンツキ分類表」を製作し、
どんつきをその「かたち」によって分類する試みを行いましたが、
それだけでは充分とは言えません。

どんつきを取り巻く景観や地形、
またどんつきの経てきた歴史など、
どんつきの空間の質的な要素による分類など、
ドンツキを定義づけるさまざまな試みを行っています。

現在、研究中の分野ですので、
ここではその分類名となりうる候補をいくつか、ご紹介します。


仮説1・用途で分類する

まずは基本。どんつきの日常的な使われ方で分類してみます。

bunrui00-01ikidomari

行き止まり系?

まずはシンプルに、ただ行き止まりになっているだけのドンツキ。
意外と少ないかもしれません。


bunrui00-02jutaku

住宅系?

どんつきに対し、建物の表玄関が面しているタイプ。
恐らくこれが最も多いのではないでしょうか?
どんつきの少ない新興住宅街でもこのタイプでしたら見受けられます。
向島では、元々まとまった土地が分譲住宅になったケースが印象的です。
どんつきというよりも、住宅へのアプローチと呼べる物件かも知れません。


bunrui00-03sukima

スキマ系?

建物の表玄関ではなく、裏口に通じるような。もしくは建物と建物の間を通り抜けるようなタイプでしょうか?よく、ネコがこのような場所でくつろいでいます。


bunrui00-04kabuki

京風?

「住宅系」とも「スキマ系」とも言えない、町家の土間や、このような門(冠木門-かぶきもん-)を通って、奧の長屋にアクセスするタイプ。京都をはじめ、西日本の歴史ある町では一般的ですが、東日本ではほとんど見かけることがありません。


仮説2・物品で分類する

どんつきの景観を構成する、重要なアイテムによって分類するのはどうでしょうか?

bunrui01-01saien

路地菜園系?

下町の路地風景を印象づける、もっとも定番のアイテムかもしれません。公園緑地の少ない下町で、意外に緑が多いと感じられるのは、軒先にびっしりと置かれた植木鉢によるもの。緑の風景は、向島住民の手でつくり出されているのです。また、どういうわけか、夏ミカンの木が多く、菜園のスケールを超えているところもあります。


bunrui01-02ido

井戸系?

どんつきの最奧に共同の井戸があり、そこが住民の会合の場〜井戸端会議の語源となっているように〜であったことをうかがわせます。
あいにく、向島には目撃情報はすくないようです。


bunrui01-03omiyasan

お宮さん系?

どんつきの奥地で、お宮さんが祀られていることがあります。
もともと、上記の井戸があったとされる場合もあり、たいていは「お地蔵さん」か「お稲荷さん」に分かれるようです。


bunrui01-04pet

ペットボトル系?

下町の定番アイテム、ネコよけのペットボトル。本当にネコよけの効果があるのか怪しいところですが、ボヤ消しや植物への水やりなど、あって損はないアイテムなのかも知れません。大容量の焼酎ペットボトルなど、「大五郎系」とでも呼びたくなってしまいます。


広告

ドンツキ分類学-風景」への2件のコメント

  1. 先日の朝イチで京都ドンツキ調査を行うご予定と伺った気がしたのですが
    是非参加したいのでご予定を教えてください

    • 11月上旬に上京区のアートイベントに帯同しての構想中でございます。以後のご質問についてはメールもしくは協会フェイスブックよりお伝えください。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中